さまざまな坐骨神経痛に対する症例報告

まずは坐骨神経痛の簡単な診たてをしてどんなタイプなのかを調べていきます。

まず患者さんからはМRIを持参していただくかもしくは持ってこれない場合そのМRI結果内容を細かくお聞きします。
МRIは持ち出し可能ですのでぜひ初診時にはお持ちくださるようお願いします。
それによってまずは脊椎性由来のものかどこが原因かがある程度大まかですが判断できます。
さて脊椎にそれほど大きな原因がなければ医師の診断内容をお聞きします。
これは内臓(腫瘍・大動脈瘤・糖尿病・・・)などの原因があるかどうかがわかります。
さてどちらも異常がなければ病院では神経内科や精神科かリハビリにまわされるようです。
ですが本当はここに筋肉の原因があるかどうかなのかを本当は調べないといけないのですが・・・
(当院にこられる原因不明のほとんどは筋肉性の座骨神経痛になります。
時には椎間板ヘルニアや脊柱間狭窄症と言われていても今ある痛みは筋肉性だったということも多々あります。)

ですが病院では筋肉の問題を軽視する傾向があり腰痛体操のしおりや湿布をもらって終わりになるようです。
当然それでは痛みがおさまらずペインクリニックという痛みを止める専門の病院に行きます。
本当の神経痛なら神経ブロックで効果はあるのでしょうが効果がでない方も多いようで・・・・
それから針灸にまわってくることが多いのですが発症から2〜3ヶ月もたっていますので、
筋肉由来の坐骨神経痛がすでに本当の神経痛までにいたることも多いものです。
こうなればもう複雑化していまして治療は2〜3度ではおわらなくなりますのですこしたいへんになります。
ですので初診時にはまずはある程度の鑑別をおこないそれを患者さんに説明しはたして
今後治療をおこなうかどうかを決めていただくことにしています。また治療回数がどのくらいかかるかも教えています。
治療を継続するならまずは筋肉のポイントや動き方などを調べてどこにどれだけの原因があるかも判定してます。

おおまかに坐骨神経痛には筋肉性由来のものと脊椎・内臓などの圧迫性由来のものや
血管が詰まったりする(糖尿・動脈閉塞)ものの3種類があります。
またこういう状態が慢性化すると鬱病や筋力低下・拘縮などを伴いそれに対する治療も必要になります。
当院では筋肉性由来ののを中心に治療してましてほとんどの場合は4〜5回で治ります。
脊椎由来のものも痛みや痺れは完治する場合が多く完治しなくても定期的にすることでかなり症状がとれます。
内臓や血管性のものは医師の診断を当然必要にしながら痛みやしびれの除去やコントロールを目的に治療し大変喜ばれています。
原因によってそれぞれめざすゴールは違うのですが坐骨神経痛であるなら妊婦を除いてすべてが適応といえます。

下にはそれぞれのパターンの症例報告を掲載します。

筋肉性由来の坐骨神経痛の症例報告

すべてが適応となります。当院では主にタイプを4つに分けて治療をおこないます。
慢性化のひどい方では2つ程度合体してしまってる場合もありますがその場合は治療回数がいります。

症例1  中殿筋・腰方形筋由来による坐骨神経痛について

大腿神経痛のような感じです。

腰部外側から臀部外側や股関節あたりに痛みを感じ大腿外側にいき
ひどくなれば足の横のすねから足首までに痛みが流れます。


患者さんからのたよりの1部

痛みが施術前より楽かどうかは正直わかりません。今日は一日だるくゴロゴロしていました。
しかし、リバウンドの件は説明を受けていましたので、特に不安はないです。
股間節周辺に鍼を打たれた時、いつもの痛みと同じでしたので、筋肉が正常化すれば、
痛みも落ち着くのでしょうか・・2カ月休みなく痛んでいたのですから、
何度も通って行かないといけないだろうと思います。実際、松鶴堂さんを知る前は、
痛む足腰をどうする事も出来ず、途方に暮れていました。


院長考察

坐骨神経痛といわれ来院する患者さんのなかで最近になって非常にこのパターンを治療することが
増えましたのでここに御紹介します。整形でМRIをとって椎間板ヘルニアもなく
原因不明の坐骨神経痛といわれる患者さんの多くはこの中殿筋に由来するものであると
感じています。一般的に神経痛とは神経の痛み(運動障害)と痺れ(知覚異常)
冷え(自律神経障害)をともなうものでありこの3つがすべてあって神経痛といえるでしょう。
痺れはないが痛いとかは神経痛でないはずである。それは本当の神経痛ではないと感じてます。
軽度のギックリ腰から来る坐骨神経痛ではすごく痛みがあるが1〜2度の治療で治るものです。

ですが単に坐骨神経にそった場所が痛いということでそのまま坐骨神経痛という病名をつけられている
パターンが非常に多いと感じています。この場合患者さんは2〜3ヶ月リハビリに通うことになるのですが
完全なる神経痛ではないのでなかなかブロック注射や電気治療や牽引をして時だけが過ぎ
痛みはというとさらに範囲が広がり足裏まで痛くなったという状態になってから
当院の事を聞きつけ来院する事になります。通常であれば治療2〜3回で終了する筋肉由来のものだが
何ヶ月も過ぎると筋肉も硬くなり動かさないので筋肉は低下し血液も流れ込まずだからさらに硬くなる
という状態までにおちこみ痛みの悪循環にはいる事になります。

ここまでくると関節も硬くなり膝が伸びなくなったり股関節の動きが悪くなったりします。
動きでいえば靴下がはけないとか浴槽で足を伸ばせないとかです。
中殿筋の場合はほっておくと腰方形筋などにも波及して範囲がだんだん広がるので厄介です。
治療回数もここまでくると早くても5回は超えてしまいます。
完治を望まれるなら10回まで行くことも多々あります。非常に厄介なんです。
ですので筋肉由来の坐骨神経痛は急いで治療をはじめてもらいたいというのが本音です。
筋肉由来かどうかを確かめるのは簡単でМRIをとって原因がよくわからない
といわれればまず筋肉由来のものでまず間違いないと感じています。
ただ先生によっては小さいヘルニアや椎間板の膨流レベルなどで神経痛がここからきていると
いわれる事もありますが以前からそのような脊椎の状態である事も考えられ
今の痛みがその小さなヘルニアや椎間板の膨隆や椎間板の磨り減りが原因であるかどうかなどわかりません。
そのようなたいしたことのないレベルのものはほとんどが筋肉由来であるのではと思っています。

原因としては立ち仕事でしょう。そのなかでもどちらかの足をよく支えにしてる場合が多いです。
その姿勢が長い仕事か長くはないけど重いものを持っているとかでそれを慢性的に習慣的に何ヶ月以上もおこなっている場合があります。
介護・看護の仕事や美容関係や引越し作業などに多くみられますがまあいろいろあるでしょう。
スポーツもたっていることが多いスポーツによくおこります。ダンサーやスケート選手が多くきています。
スチュワーデスやモデルなどにも多くみられるようです。
立っていてどちらかの足に重心を置き長くしていると中殿筋がこっていき何ヶ月も経過するとジワジワ硬くなります。
同時に腰方形筋や大腿の外側まで硬くなると神経痛になっていくという感じです。

まずは側臥位で中殿筋や腰方形筋を緩めたのちに中国鍼法を行なう事で痛みを取り除く事が可能です。
1ヶ月以内の発症なら4〜5回程度がほとんどです。
ただし1ヶ月以上たっている場合や仕事を休まずに治療をしている場合は
筋肉がなかなか柔らかくならず治療回数が多くなる事は御了承ください。
統計的にこの筋肉の場合仕事のし過ぎが原因であるようで仕事をしながらの治療となり大変です。
仕事で硬くなり針で柔らかくですから3歩進んで2歩さがるですね。
ただ仕事休んで治療してもまた治れば仕事再開するなら仕事しながらのほうが再発はしにくいかなとは思います。


また中殿筋や梨状筋由来のもので坐骨神経痛がでなくて膝裏や膝周囲の痛みにでるケースもあります。
この場合は患者さんは膝が悪いといってこられるのですが、
どうも膝を治療しても治らないので坐骨神経痛の治療をしたところ治るケースがあとをたちません。
特に夜間痛がある膝の痛みには坐骨神経痛であることも多くあるようです。



症例2  梨状筋・大腰筋由来による坐骨神経痛について

いわゆる梨状筋症候群に対する鍼治療です。

椎間板ヘルニアに似た痛みの走行があります。
臀部中央あたりから痛みがスタートし大腿裏の中央にいき
フクラハギは主に横を通って足首外まで痛みます。
ひどくなれば足裏や指まで痛みがあることもあります。



患者さんからのたよりの1部

座骨神経痛は数年前から自覚があって
整体にかかったこともありますが改善のないまま放置してきました。
少々無理を重ねながら、趣味の山登りを四ヶ月前までは続けていました。
山登りがハードだったせいもあるのでしょうが
今は痛みが治まる時がなく、特に立ちあがりが難儀で激痛がくることもあります。
痺れを伴うようにもなりました。寝る時はエビの形になって痛みを避けています。
痛み止めの座薬を用いるといくらかは改善します。


院長考察

この患者さんは梨状筋だけでなく大殿筋の原因もあるかと思われるのですが
中殿筋との違いを考えた場合梨状筋によるものでは痺れや冷えをともなう
ケースが多く本当の坐骨神経痛症状を呈しています。ですので梨状筋によるものが圧倒的に多い計算になります。
ということから坐骨神経痛の1つの原因として梨状筋症候群という病名もあるくらいです。
中殿筋が臀部や太ももの強い痛みを訴えるのに比べて梨状筋の場合は膝付近やフクラハギへの流れるような
症状を訴える事が多いように思います。椎間板ヘルニアと似たような症状をもつことから
おそらく梨状筋と椎間板ヘルニアとはなにかしらの相関性があるのではと感じてます。

ですのでよく梨状筋症候群なのにヘルニアといわれ手術し
良くならなかった方は実は梨状筋だったり逆にその逆もあり
手術するタイミングを遅れたということもあるでしょう。
ですのでヘルニアといわれても1度は梨状筋・大腰筋の治療をおすすめして
効果がなければ手術などの西洋治療というのもいいのかなとは思います。

梨状筋が原因の場合ですがその多くは大腰筋といわれる腰の奥の筋肉も
いっしょに傷めていることが多いという感触を持っています。
海老のようになれば楽であるという場合は大腰筋の痙攣が強くて
大腰筋を伸ばせないために寝る時も丸くならないと寝れません。
このような場合は整体では難しいと思われます大腰筋は非常に深い場所にあって
鍼でもなかなか刺入するには難しい技術が必要です。
患者さんが鍼に強ければ良いのですがあまり鍼がたくさんできない患者さんであると治療に
残念ながらかなりの回数をかけてしまうことがあります。

直立で立っておこなうスポーツや偏った運動や重労働で出現することがおおいと思います。
また過去に何度かギックリ腰をしていたりしている場合が多いかと思います。
ですのでわりかし体力に自信がある方が多いのではないかと思っています。

治療ではまずは側臥位で大腰筋と梨状筋をゆるめてあげてそのあとに
うつ伏せで同じポイントををするというのが定番になっています。
椎間板ヘルニアと違って2〜3回目には症状が軽減することも多く4〜5回で終了できます。
ただし症状が椎間板ヘルニアと似ていることから病院にて何度も検査され意味のない牽引を3ヶ月ほどして
から来院されることが多いので筋肉も硬くなってしまい悪化し治療をしても
筋肉がなかなか柔らかくならずそれに比例して治療回数が多くなる事は御了承ください。
もちろんですがここまできたら運動療法などのストレッチは必衰でしょう。

大腰筋のストレッチはこちらを参照ください。


症例3  上下双子筋・大腿方形筋・閉鎖筋由来による坐骨神経痛について

臀部の下側である坐骨付近から太ももの真中あたりまで痛みがあります。
本人は痛みを強く訴えますが本当は痛みは弱いことが多くて改善も早いです。


患者さんのたよりの1部

約3年前からバレエを習い始めたのですが(毎週水曜日と隔週土曜日の計月6回レッ
スン)、昨年の初冬の頃から、なんとなく左臀部に違和感を感じることが多くなり、
バレエでストレッチをする際も気になることが増えていました。12月頃には、お風呂
あがりのストレッチをする時には常に違和感を覚えていました。そして、年末年始と
レッスンがお休みで、年明けの最初のレッスン前のストレッチで左脚前のスプリット
(前後開脚)をやった時に、左臀部からハムストリングにかけて痛みが走りました。
それ以来、日によって痛みに差はありますが、ずっと痛みが続いております。痛みは
主に左臀部がひどく、左ハムストリングは、まあまあ、といったところでしょうか。


院長考察

坐骨神経痛といえば膝から下の痛みがよくみかけるのですが坐骨周辺の筋肉群が原因なら
お尻から太ももの間あたりまでが痛いと訴えられる場合があります。
特徴としては運動不足の40〜60代の女性にこれらの傾向があるようです。
またその運動不足の方が急に運動をはじめたりしてもなりやすいです。少し太りぎみの方にも多いです。
当然この筋肉だけでなく大臀筋や梨状筋も+してあるのですが、
この筋肉群が加われば太ももの真中あたりまでの痛みが強まるようです。
膝から下までいけば治療も長引きますが太もも真中までなら早期に回復することがほとんどです。

またこれらの患者さんはレントゲンにて4、5腰椎のあたりの変形があるのも特徴になってます。
病院で変形性腰椎症と病名をつけられそれによって痛みが強いという
不安や恐怖感が強くなることでさらに痛みが増すという傾向があり
精神的におちこみやすいというのもこの症状を訴える方の特徴かもです。

ふだんはあまり痛かった覚えが少ないため患者さんはかなり強い痛みであると訴えられますが
中臀筋などの痛みに比べるとかなり筋肉の締め付けも弱く痛みも弱いものです。

この症例は鍼灸で早期に回復するケースが多いことから早めの来院をおすすめしています。
たとえ1年経過していてもこのての患者さんはもともとかなり用心深く仕事もしなくてかなり慎重に生活していますので
悪化していることも少なく高齢者であれ早く回復するという特徴があります。


症例4  ハムストリングス・脊中起立筋由来による坐骨神経痛について

腰部から太ももの後ろからフクラハギの真中を通って足裏にいきます。
ひどければ足のしびれや冷感を伴います。
また頚部の痛みや違和感があるのも特徴です。


患者さんからのたよりの1部

○坐骨神経痛〜デスクワークなど座位で坐骨部分(足の付  
け根)の痛みは軽快しています。時間がたつと両足に同じ 程
度でハムスト,ふくらはぎ裏側に痛みというか違和感が あり
ます。痛みのレベルは下がっています。
○痺れ〜右足→親指,人差し指,中指付け根から足の甲,かかと付け根あたり
    左足→小指裏側あたり左足より右足のほうが頻度が多いです。痛みは同じ程度です。
○前屈制限〜左足のハムストの動きがかなり良くなっている 
    のを実感しています。


院長考察
症状からして片側がもちろん多いですが両側に及ぶことも多いのがこのパターンです。
感じからして腰椎部の狭窄症など脊髄症状が強いのではと感じますが
間欠性爬行(50メートルほど歩くと足が痛くなり歩けない)が少ないのが特徴です。
両足のしびれや太ももからフクラハギの症状や腰椎の運動制限・・・
症状がわりかし強くて痛む範囲なども広くひどさを感じるのですが
脊柱間狭窄がないならば筋肉性の障害でもおこることがあります。歩行に強い問題があるかどうかが決めてですね。
腰椎とハムストの運動制限から坐骨神経を圧迫して
脊柱間狭窄で見られるような似たような症状を呈してきます。

デスクワークがほとんどになります。パソコンや受付業務などです
特に残業が多いなど朝から夕方まで座りっぱなしに多いですね。
脊柱起立筋は凝りっぱなしで疲労でパンパンでして通常肩こりがある人は肩こりの段階で治療して
ことなきを得ますが肩こりがわかりにくいやや鈍感なタイプが腰まで悪くなる方の典型です。
また長時間すわっていなくても座る姿勢が悪い方も同じようになりますがこの特徴は片側のみの神経痛が多いです。
肩コリをあまり感じにくい運動不足の長時間デスクワークはわりかし頑固な座骨神経痛になる可能性が高く危険です。

治療ではウツブセでの腰部とハムストの治療がポイントになります。
また頚椎もおかしければ頚部も治療します。
脊中起立筋は頚部から仙骨までの長い筋肉なので頚部にも同じような障害があることが特徴です。

また足先の痺れや冷えなどを訴えられることが多いですが
これらの治療をした後足裏カイロなどで温めておくと軽快していきます。


◎脊椎・内臓・血管由来の坐骨神経痛の症例報告

適応か不適応の鑑別が重要となります。
また当院で不適応だと感じても患者さんのゴールが完治でなければお引き受けすることもあります。
その時には当然医師の診断治療を併用することを原則としています。
完治するのは筋肉由来のものと比較しておちますが有効性は非常に高く
定期的な治療を継続することでよりよい日常生活ができると喜ばれています。



症例1   椎間板ヘルニア由来による坐骨神経痛について

院長考察

ヘルニアによる坐骨神経痛もかなり痛みが取れるというのは
今までの臨床経験からはっきりいえるのですが
半分以上の方は痛みがゼロになっていく方なのです。
ヘルニアが坐骨神経にあたっているのに痛みがゼロになるのか?
いつも疑問でした・・・
まずはヘルニアといわれ来院する7〜8割は梨状筋・大腰筋・中殿筋などの症候群であることが多いです
ですのでそれは上をみてください。2〜3割の方は確かに椎間板ヘルニアだろうと思われます。
(4〜5回で痛みが半分以上とれないので筋肉以外に何かあるだろうなと推測できるからです。)

ではヘルニアに関してですが現在中国鍼法をおこなうことでヘルニアが縮小されたりなくなるという
情報を同じ系列の治療院である福岡の箱嶌先生からえています。
当院でも現在何例かの患者さんで検討中ですので
あるていどの検討が終わりましたので別のところで公開しています。

さて簡単なポイントだけ掲載しておきます。どうして本当のヘルニアなのに鍼が効くのか?

中国鍼法は刺激が足先まで律動するというのが1番の特徴です。
それによって太ももやフクラハギの痛みがとれていきます。
今までは下ばかりに気がいっていたのですが良く考えると
その振動は足よりは少ないとして脊椎にも響いているからです。
坐骨神経は脊椎から足先まであります。
坐骨神経を1本のロープと考えた場合そこをふるわすと
それがついている初めと終わりの部分もふるえるはずです。
つまり足に響くということは脊椎部分にも響きがいってるので
そこのヘルニアあたりの部分の循環もよくなるはずです。
また坐骨神経を圧迫しているすべての部分も響くことによって刺激を受けることから
ヘルニア部分にも少なからず刺激がいっていると推測できます。

現在МRI画像なども参考にしてヘルニアに対して鍼はどこまでできるのかを検討していますので
しばらくお待ちください。何人かは確認が終わり縮小していました。
痛みや痺れが止まるだけでなく鍼をすることでヘルニアがなくなる部分にも有効性がある可能性は充分あります。
ただ自然にでもヘルニアは減るので鍼をすることで促進できるのではといった所が限界でしょう。
どちらにしても患者さんにとっては楽になれば良いことでヘルニアがあっても痛みがとれればそれでいいのですがね・・・

もちろん鍼が有効でないヘルニアもあります。
本当のヘルニアに対してでいうと完治を望まない場合をいえば7割以上は有効性はあるのは間違いないところです。
ただ患者さんが5回以上の治療は我慢して受けてくれなければなりませんが・・・・

症例2 脊柱間狭窄症、変形性脊椎症、骨粗鬆症、腰椎すべり分離症
由来による坐骨神経痛について


患者さんからのたより

日曜日 左腰、股関節は帰る時点で既に楽だった
       右足をつくのが痛くゆっくりしていた
 月曜日 左腰、股関節は楽だった
       右足は、フクラハギから足先のしびれがある
 火曜日 左腰、股関節は楽な状態が続く
       右足は、シビレとフクラハギの裏が前回までのえぐるような痛みになった
 水曜日 左腰ではなく左臀部から股関節のあたりが痛い
       右足は、シビレとフクラハギの裏のえぐるような痛みが昨日より強く膝の裏も痛い
左は治療直後から楽になりましたが、右足の状況が悪く本人もちょっと落ち込んでいるようです。
そういう気持ちがいけないのはわかっているのですが、一番不安になる時期だと思います。
治したいという気持ちはとても強く、遠くまで通う決心をしたので、なおさら結果を急いで
しまうのだと思います。


院長考察

当院で統計をとったところ現在1番難しいのが骨が神経に接触している場合の坐骨神経痛です。
(妊婦を禁忌とした場合です。)
痛みも1番強く薬の効きも悪く鍼灸でもなかなか症状改善にもっていくのが大変です。
まずは日常生活の注意や仕事を減らすこと同じ姿勢(特に立つ)をしないが重要です。
姿勢が悪いままで仕事などをしていれば持続的に悪い部分が圧迫することによって悪化します。
仕事をする場合もできるだけ姿勢に注意して同じ姿勢が長く続かないよう注意ください。コルセットも良いでしょう。
骨があたるということはヘルニアがあたるよりも強烈な刺激のはずです。
当然無理がたたるとさらなる刺激になり神経は摩擦で熱を持ち痛みも増します。最悪安静時でも痛みは強まります。
当然痛みが強いことから精神的にもまいってしまいます。
このあたりの注意をしながら痛みを少しづつ減らすような治療となります。

できるだけプラス思考を持っていただき痛みを少しづつでも減らせるように
治療家と患者が一体となってがんばっていかなければなりません。
患者側も受けになって治療するだけで満足せず自宅治療(特に灸)なども
積極的にすることで病気に負けない体力や気持ちが必要になります。

治療時間は患者さんの体力を見ながらできるだけ長時間にして
鍼も長く置いておく治療となります。
また体力がなく長時間の治療に向かない場合は
お灸治療を併用することによって治療をすすめていく場合もあります。

また状態には波があり良い状態の時にどれだけ治療ができ予防ができるかが
症状改善のポイントになるようです。また効果が思わしくない場合は1〜2ヶ月の期間をあけて
再度治療をしてみるとみるみる治っていく患者さんもいますのであきらめず再度挑戦ください。


症例3   骨腫瘍由来による坐骨神経痛について

患者さんからのたより

 私の父は昨年の5月、膀胱癌の告知を受けまして、
全摘出手術を行いました。同年8月、左そけい部にヘルニアを発症
しまして、その外科手術を受けた後、11月に撮ったCT画像において、
左そけい部の奥、骨盤の内側に影が見られると診断されました。
 その後12月には、左の膝内側に違和感を覚えて再受診し、
再度CTを撮った結果、直径4センチほどの腫瘍と見られる
ものがあると分かりましたので、年明けより転院しまして、
サーモトロンによる温熱療法と抗がん剤の併用治療を行ったところ、
腫瘍に明白な退縮効果が見られ、先月末に退院いたしました。
 その時点で、特に症状は無かったのですが、退院から約1週間たちまして、
左脛に疼痛がでるようになりました。父の脚の痛みは夜間に著しく、左腿の
内側から左膝、左脛上部の外側にみられます。眠れないとのことです。
 夜間の多発的な自発痛ということで、最初に摘出手術を受けた病院に
行き、レントゲンを撮りましたが異状はなく、骨シンチ検査を受けました。
 結果、集積が見られたのは
 @前面:右肋骨に一箇所(ごく小さいもの)
 A背面:右腰中央部に小さな円型の集積像
 以上2箇所とのことです。父の痛みが左脚に集中していることから、
神経圧迫の原因が、右半身にあるとは考えられないとのご診断で、
@Aいずれも、骨転移とは考え難いとのお話でした。
 身体の中央部、脊椎などへの集積も全く見られないそうです。
 左膝・脛など、夜間に強い自発痛がある箇所そのものにも、
全く異状はないそうです。
 主治医より『神経痛では?』という見解を承り、検査担当医の方からは、
『整形外科の再受診』も薦められました。結局、診断がつけられないということで、
今週月曜(9月22日)には、腹部・骨盤のCTを撮っていただくことになりました。
評価は木曜(9月25日)にいただきます(ただし前回、8月27日に撮ったCT、
ガリウムシンチ検査、共に異状はありませんでした)。
 検査後は、ボルタレン坐剤(50mg×14個)と、ガスターDを朝夕2回
(一回二錠)分、処方していただきました。父は就寝前に坐剤を入れて
おりますが、どうしても痛みがとれない様子です。口内炎にも悩まされております。
 このような事情がありまして、鎮痛剤によらない治療法を探しており
ます。恐れ入りますが、できましたら、父の症状におきましても、
貴医院にて鍼灸治療を受けられますかどうか、ご教示いただけますと幸いに存じます。

院長考察

現在まで当院では腫瘍からによる坐骨神経痛を数例おこなってきました。
当然鍼がメインの治療にはなりえませんが
痛みのコントロールということでは非常に有効性があると感じています。
完全に痛みがおさまった患者さんはいないもの
以前よりは痛みが軽減されているという報告を受けています。

なかなか薬にて痛みが改善しにくいその中でもとくににがるような痙攣性の痛みなどは
鍼灸が最も得意とするところでありおすすめできます。
また夜間痛は中医学的に悪血が原因とされており
鍼灸治療にて血行が回復すれば夜間痛もかなり軽減されています。

薬があまり効かない場合や強い薬で副作用がでる場合など
は鍼灸による痛みのコントロールも必要ではないかと考えています。


症例4   糖尿病、血管由来による坐骨神経痛について

院長考察

鍼灸治療によって症状のコントロールが可能ですがメインの治療ではありません。

糖尿の場合は主に動脈硬化をともなう場合があり
まずは大腿部や腹部などの動脈の状態を検査されることをおすすめします。
特に間欠性爬行(痛みで歩けない)がある場合は血管検査は必衰でしょう。
異常がなければ筋肉性の坐骨神経痛であるのでいいのですが・・・
結果で糖尿病や動脈硬化などが原因で坐骨神経痛になっているのなら
鍼灸はメインの治療法にはなりません。痛みのコントロールとなります。

あくまで内科や外科的な治療を最優先していただき
鍼灸ではあくまで痛みのコントロールとしてなら当院でもおこなうことができます。

また糖尿の場合化膿する恐れがあることからお灸はできませんし
また鍼も深く刺すことができません。

痛みが安定してきたらできるだけ鍼灸は軽くおこなうのがポイントです。
調子が良いからといって痛みを全部とろうとして鍼刺激を強くすれば逆に痛みが増えることもあります。

目安は痛みは半分程度にするようにしそこからは定期的に治療をすることで
痛みをコントロールするというのがこの疾患の治療となります。

ただし動脈硬化・閉塞性動脈疾患など血管のつまりが原因での場合は外科的治療となるので
鍼灸は完全不適応となることもあります。

それ以外の原因による坐骨神経痛


症例1 手術後の再発などの坐骨神経痛について

院長考察

基本的にいわれることは手術を受けた患者さんの場合治療効果がよくないというデーターはあります。
しかし思ったより当院での統計を見ているとあまり関係ないのではと感じたりもします。
この理由には最近の手術は筋肉や骨の負担が少ないことがあります。
手術痕が小さいレーザー手術などは特にそうでしょう。
これらのことから手術をされた場合でも当院の中国鍼法の効果は十二分にあると思います。

ただし10年以上前の昔方式の手術の場合は破壊性が強いためかなりの癒着などもあり
神経と筋肉組織と術痕組織がぐちゃぐちゃに癒着していて効果が少ないこともあります。

また整形外科でのリハビリにおいて電気治療や牽引を続けている患者さんが多いのですが、
牽引ではたして何を伸ばしているのか?電気をかけて意味があるのか?

簡単な腰痛などには効果はあるだろうが術後の坐骨神経痛に効果があるとは考えられない。
おそらく治すために通院しているのでしょうが治るチャンスが少なくなるのではと感じます。

また最近ではヘルニアは自然になくなるタイプがあるといわれていますので
整形でお聞きください。そのタイプであればなおさら手術は様子をみても良いでしょう。
手術後に来られる患者さんでよく訴えられるのに痛みはとまったが痺れが残った場合があります。
当院ではこの症状を独自の熱くないお灸を使うことでかなりの方が改善されます。
ぜひ術後でお困りの方も相談くださるといいでしょう。


症例2  鬱病だと診断される坐骨神経痛について

院長考察

МRIでほとんど異常がないのにすんごい激痛を病院で何度も訴えればまず精神科の受診を
すすめられるでしょう。鬱などの精神病が原因で痛いのだと思われているのです。
当院でも激痛の患者さんをよくみますが激痛患者ほど筋肉性のものが意外に多いのです。
ヘルニアのように一点だけの圧力でなく筋肉は太くそれが強い痙攣をおこすと
それはそれは強い痛みなのです。夜も痛くて眠れないほどです。特に中殿筋など臀部にポイントあります。
まあ通常は1〜2週間で治りますが最悪そのきつい痛みがずっと残る場合もあります。
これは非常に運が悪かったというほかありません。
完全に病院でなく鍼灸が最大適応であります。みなさん鍼灸で完治します。
治療では鬱の症状も多少ある患者には頭部低周波通電といわれる鬱の治療を併用します。

鬱病だと診断されて途方にくれてる患者さん是非鍼灸をお受けください。


症例3  異常なコリが仙腸関節に発生してる坐骨神経痛

院長考察

何年も慢性的に頑固な痛みをもちつづけている患者さんのなかには
非常に大きなこりがお尻にできている場合があります。
揉むとゴリゴリ音がしてそれはそれはでかいシコリです。
このシコリが原因で何年も痛みがとれない患者さんがいます。
ただし激痛ではなく耐えれる痛みであり鈍痛であるのも特徴です。

おそらく長年の蓄積によって発生したものと思われ
中高年者の肉体労働者によくみられています。

中高年者の坐骨神経痛に多く当院ではこのシコリに対しては
上海の地段医院で学んだ本場の強い刺激である中国鍼法を使います。
電気を流せば悪化する方も多いのでそのまま30分ほど置鍼します。
まず症状が軽減され患者さんから喜ばれます。

症例4   妊婦由来による坐骨神経痛について

院長考察

正直にいえば鍼をしないほうが良いです。
特に通電や深い鍼による治療は胎児に影響が及ぶ可能性があるからです。
できれば産後まで様子をみてまだ痛みがあるのならその時に治療したほうがいいです。
痛みの原因は胎児による坐骨神経の圧迫が多いです。
まれにヘルニアが発症する事もあるでしょうがこの時期は検査なども危険があるでしょう。
とりあえず産婦人科にての治療が良いでしょう。
というのは妊娠時の坐骨神経痛は非常に多いので
このような症例もたくさんあるので比較的安全な治療法を教えてもらえると思います。

当院ではいろんな坐骨神経痛の治療をしてますが妊婦の場合のみ
禁忌としています。
どうしてもと頼まれれば3ヶ月以降の安定期の場合にて
軽めの腰部への治療をおこなうことがありますがあまりおすすめできません。
ただし坐骨神経痛でなく腰痛であるのなら治療可能です。


◎最後に・・・重度の坐骨神経痛とは

坐骨神経痛には以上のようにさまざまなタイプがあるようです。
また通常はこれらが複雑にからみあっているパターンが多く治療は困難をようす時もあります。

ですが当院独自の中国鍼法と本場の中国鍼法による治療をあわせることで
95%以上の患者さんに満足のいく結果が残せています。

10年以上どこに行っても治らなかった患者さんが当院で2〜3回施術しただけで
痛みが半減することも毎日のようにあることからまずは当院の
坐骨神経痛治療をぜひ受けてみたらどうかと思っています。




坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症の中国鍼灸治療/広島市

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