適応と不適応
できるだけ来院前にメール相談していただくと適応か不適応かわかります。




◎どのような場合に有効なのか?

坐骨神経痛にはさまざまな原因によるものがあります。
筋肉性ものや椎間板ヘルニアをはじめ仙腸関節からのもの変形性腰椎などさまざまです。
ですが原因となるこれらの症状を治療したとしても必ずしも坐骨神経痛症状が治るとはいえません。
逆に手術などでヘルニアなどの原因を除去したとしても神経痛症状が残ることがあります。
また背骨のゆがみからこれらの症状が来ることもありますがカイロや整体治療により
ゆがみをただしたとしても治らないことも多々見られますしその逆もあるでしょう。
坐骨神経痛が発症する原因は以上のように多々あるのですが
その原因を正したとしてもすでに治らなくなってる場合があるというのが現状です。
つまり構造的に手術などで悪い部分を取り除いたとしても必ずしも痛みはとれるとはいえません。
痛みとは構造的な原因のみでおきているのでなく非常にたくさんの原因があるのです。

よって当院でははじめの2〜3回の治療では原因の追求・治療をしません。
まずは皆さんが訴える痛みを取り除くことだけを考えます。
それが患者さんが1番望んでいることなのですから・・・・

痛みはまったくとれなくてたとえ手術が成功しても医師に背骨は治りましたといわれても
誰が嬉しいのでしょうか・・・

まずは痛みを軽減することが大事と思います。



◎不適応の場合
ただし・・・以下の場合はひきうけれません。


当院にメール問い合わせがある患者さんの1割弱に該当します。
★ヘルニアが強く膀胱直腸障害を伴うものであり
★2つ以上の病院を回りどこでも完全に手術適応といわれた場合。
★強い下肢麻痺があり筋萎縮も強い場合であること。車椅子生活。(脊髄損傷)
★宗教的問題や鍼に対する異常な恐怖がありぜったい鍼ができない場合(トラウマ現象)
★頚椎の異常からくる坐骨神経痛



◎当院で不適応だと診断した1症例

30代男性
椎間板ヘルニアによる神経根完全圧迫による右下肢の激痛

昨年10月に発症
行きつけの整体、マッサージに通うが改善なし。近くの整形外科で痛み止め、筋肉弛緩剤をもらう。
のち、MRI検査で第5腰椎と仙骨間のヘルニアと診断されブロック注射数回。
痛みが急激に悪化したため大病院の診察を受診。
神経痕絞扼型といわれ、ヘルニア自体は大きくはないものの突出している場所が悪いため、
保存療法での改善は難しく、手術が必要とのことだった。
とある坐骨神経痛専門院での針治療が効くのではと思い行ってみたが治療後かえってかなりの激痛を引き起こしてしまった。
(炎症のある腰を強くマッサージしたためと思われる・・・)

右殿部奥から太もも裏の痛み、外くるぶし上の痛み、足裏のシビレ痛みで10分以上座っていることができない。

仕事の関係で合計30キロにもなるものを持ち歩かなければならないことが多く、
手術、保存治療いずれを選択するにしても以前のレベルで仕事をこなすことができるよう強く希望している。

*こちらの方のような経過や生活状況の場合、
当院では治療をお断りする場合が多いのですが、本当に手術適応かどうか針治療を行ってみるということで承諾されたので
とりあえず当院の治療をしてみることにしました。

・一回目
環跳穴周囲に刺針して外くるぶし付近に刺激を感じるポイントを探す。
外くるぶし付近に刺激を感じるポイントが見つかったものの、
刺針ポイントを僅か数ミリずらしただけでも刺激を感じなくなってしまうくらいツボ反応は極めて狭い。
(本来なら数ミリずらしても何らかの反応がある)
当院のこれまでの経験からこれは突出したヘルニアが神経を刺激して発症する「純粋
な」神経根由来の坐骨神経痛であると判断した。
治療直後の症状は特に変化なし。だが少しは軽くなった?感じもあり。

・二回目
本人の希望により二日目も治療を行う。
症状は右大腿後面につっぱり感が出たくらいで特に変化なし(好転、悪化共になし)
一日目と同じ環跳穴刺針。ツボの位置移動なし。刺針による反応も前日と変化なし。
針灸適応の坐骨神経痛の場合(ほとんどの場合であるが)、
環跳穴に的確に針を刺すことができればツボの移動や刺激感の変化など
何らかの変化が生じるのが常であるが、今回は一回目と全く同じ。
これで針灸不適応タイプであることがはっきりする。治療を打ち切り本人に説明。

考察
*当院では坐骨神経痛の原因は必ずしも椎間板ヘルニアによる神経刺激のみとは限らないと想定して
実際には殿部の鍼法によって数多くの治療効果をあげてきました。
したがいまして、病院で手術を勧められていても当院の坐骨神経痛治療でほぼ完治してしまった例は多くあります。
 ですが、今回のケースはほぼ完全な手術適応タイプと思われ、このような場合には
当院から無理に針灸治療の継続をすすめるようなことはいたしません。
 こちらの方は手術を受けられることになるとは思いますが、手術後は何よりもリハビリが重要です。
 早期の回復、仕事復帰を願っております。
 
*なお、この鑑別がしっかりできなければ刺激を強くして痛みをかえって強くしたり、
むやみに治療回数を重ねてしまうだけになる可能性があります。
鍼が不適応だと思った時には早期に患者さんに告げその患者さんにとって一番の方法をみつけてあげるのが
1番なのではないでしょうか?まったく改善の可能性も無いのに何10回も治療にいったあげく
100回目であなたのタイプは鍼治療があわないですねといわれた悲惨な方の話を聞いたことがあります。
またその中の何人かは当院でリハビリ治療をしている方もいます。

その場合は治療を断るということではなく今の状態よりも少しでも良くするという条件のもとで
鍼治療だけでなく、自宅灸、リハビリ、生活の注意と幅広い治療をおこなうこともあります。



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